ヒアルロン酸とは
ヒアルロン酸とは
ヒアルロン酸はムコ多糖類の一種で、
1gのヒアルロン酸で約2〜6リットルもの水分を保持できる成分です。
ヒアルロン酸は、元々体内に多く存在している成分で、
特に皮膚や軟骨、眼球などに多く含まれています。
ヒアルロン酸は、1934年にマイヤー教授らによって
牛の眼球の硝子体という部分から発見されました。
それが、ヒアルロン酸という名前の由来にもなっています。
その後の研究により、眼球だけでなく、皮膚や関節、脳、心臓など
体のいたる所にヒアルロン酸が存在していることがわかりました。
その後、日本では医薬品としての使用が認められ、
眼病治療薬、関節炎治療のための注射として利用されています。
また、最近ではサプリメントや化粧品としても人気です。
ヒアルロン酸は人間の体のいたる所に存在している成分ですが、
残念ながら年齢とともに、みるみる減少していきます。
体内のヒアルロン酸量は、20〜25歳をピークに減少し続けます。
さらに、40歳代からは、ヒアルロン酸量の減少スピードが急激に早まり、
60歳代になると体内のヒアルロン酸の量は、20歳代の半分以下になります。
ちなみに、赤ちゃんの皮膚は
ヒアルロン酸が豊富に含まれており、大人の約20倍もあります。
若いうちは健康的な肌や軟骨の健康を保つことができるのですが、
加齢とともにヒアルロン酸が減少し、肌の老化や関節痛などの原因となります。
加齢とともに減少するヒアルロン酸を補うには、
食事やサプリメントなどで、意識的に補給する必要があります。
しかし、ヒアルロン酸が含まれている食品は、
ニワトリのとさか、魚の目玉、豚足など、普段食べないものに多く含まれています。
また、ヒアルロン酸は熱に弱い成分であり、
40℃以上の加工調理では成分が壊れてしまいます。
さらに、食品から摂取できるヒアルロン酸は
分子が大きいため、体に吸収されにくいという特徴も持っています。
そのため、十分なヒアルロン酸を摂取するためには
サプリメントなどの安定した形で摂取することがオススメです。
サプリメントで摂取するべきヒアルロン酸は、
吸収されやすいように、低分子に加工されたヒアルロン酸である必要があります。
ヒアルロン酸サプリメントを選ぶときは、
低分子加工されているかどうか、確認するようにしましょう。